私に成り代わって嫁ごうとした妹ですが、即行で婚約者にバレました

ずっと腹違いの妹の方を優遇されて、生きてきた公爵令嬢セシリア。
正直不満はあるものの、もうすぐ結婚して家を出るということもあり、耐えていた。

でも、ある日……

「お前の人生を妹に譲ってくれないか?」

と、両親に言われて?
当然セシリアは反発するが、無理やり体を押さえつけられ────妹と中身を入れ替えられてしまった!
この仕打ちには、さすがのセシリアも激怒!
でも、自分の話を信じてくれる者は居らず……何も出来ない。

そして、とうとう……自分に成り代わった妹が結婚準備のため、婚約者の家へ行ってしまった。

────嗚呼、もう終わりだ……。

セシリアは全てに絶望し、希望を失うものの……数日後、婚約者のヴィンセントがこっそり屋敷を訪ねてきて?

「あぁ、やっぱり────君がセシリアなんだね。会いたかったよ」

一瞬で正体を見抜いたヴィンセントに、セシリアは動揺。
でも、凄く嬉しかった。

その後、セシリアは全ての事情を説明し、状況打破の協力を要請。
もちろん、ヴィンセントは快諾。

「僕の全ては君のためにあるんだから、遠慮せず使ってよ」

セシリアのことを誰よりも愛しているヴィンセントは、彼女のため舞台を整える。
────セシリアをこんな目に遭わせた者達は地獄へ落とす、と胸に決めて。

これは姉妹の入れ替わりから始まる、報復と破滅の物語。

*2024/01/30 タイトル変更しました*
→旧タイトル:偽物に騙されないでください。本物は私です

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