救世の英雄(になぜかなっていた)マリーダは、ただただ普通の幸せがほしい

「はぁ、結婚したい……」
Cランク冒険者として活躍してきたマリーダ。
アラサーの彼女は、そろそろ仕事以外の幸せもほしいと思い始めていた。
だが結婚の約束をしていた相手の浮気が発覚し、彼女はやけくそになってとある依頼を受ける。
そこで呪いの魔剣を手にしてしまった彼女は、呪いを御すために魔物が跋扈する危険地帯に踏み入り、人との関わりを絶って戦い続けていく(ちなみにその間に、彼女を裏切った元婚約者の男は報いを受けることに……)。
魔剣との戦いの日々を送るうち、マリーダはめきめきと強くなっていく。
五年もの間戦い続け最強になり、ついでに若さも取り戻したマリーダは、懐かしの土地に再度足を踏み入れて知ることになる。
ただ必死で戦っていただけの自分が、なぜか世界を救った英雄としてあがめられているということを……。

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