置いてきた心

幼い頃からの婚約者は王女のものとなった。それに伴い婚約を破棄されたオーレリアは、王女が本来、嫁ぐ予定になっていたバルバ帝国の皇帝の九番目の妻として嫁ぐことになった。公爵令嬢として育てられたオーレリアは、自分のやるべきことを理解している娘だった。夫となった皇帝ユージーンに言われるまで、オーレリアは自分の心を置いて来たことに気が付かなかった。「苦い恋」シリーズです。前中後編です。3/10の日間ランキングで一位になっていました。読んでくださった皆様、ありがとうございました。

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