マタタビガジガジしてる皇子は嫌なのですけれど、寄ってくる猫ちゃんはかわいいので、婚約破棄しにくくて困ってます!

著者:六花きい

公爵令嬢アメリアが一目惚れしたのは、『獣人国の皇子』である婚約者のライオネス。

だが肝心のライオネスは、よりによって御年六十歳を軽く超えようかという侍女頭のエイミーに、うっとりと熱い視線を送っていた。

もはや我慢の限界……激怒し、『婚約破棄』を告げたアメリアのもとへ、ある日一匹の可愛い白猫が現れる――。

「アメリア様、殿下が気絶しておられます! 急ぎ医師の手配を……!」

『婚約破棄』されそうになると、モフモフ猫化し、ぐったりと動かなくなるライオネス。

「過度のストレスによる赤ちゃん返りのようなものです」
「……はい!?」

赤ちゃん返りで気絶しても、しばらくすると息を吹き返し、元気いっぱいアメリアにじゃれつくモフモフ猫のライオネス。

猫好き令嬢とマタタビ好き皇子。
猫の姿が可愛いすぎて婚約破棄にふみきれない、しがない公爵令嬢の物語。

*****
※氷雨そら様主催『モフモフヒーロー小説企画』参加作品です

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー