溺愛なんてくだらない

著者:雲丹屋

溺愛なんてくだらない。

そう言ったら、王配教育の指導員にこっぴどくダメ出しをされた。
しかし、王立海軍の旗艦の艦長を務める身で、"溺れる"のはゲンが悪いだろう。
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言い出せない王女様と生真面目な海軍軍人と歯に衣着せない教育係のお話。

わりと展開はシリアスですが、教育係の口が悪いので、主人公とのやり取りはコメディっぽいです。
「バカですか、閣下は」
「敬う気持ちが一欠片もこもっていない敬称というのは、蔑称にしか聴こえんものだな」

背景設定にちょっぴり悪役令嬢モノが入っていますが、基本的に登場人物は上記3人のみ。ややこしい人名なしの記憶力いらず。(カタカナ固有名詞敵国名1つのみ!)
浮気なし。ハッピーエンド。
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たまには溺愛する騎士団長じゃなくて、溺れない海軍提督はいかがですか?

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