辺境伯閣下のお飾り妻(物理)になりました

著者:間咲正樹

「アナベル、ただ今をもって、僕は君との婚約を破棄する!」
「「「――!!」」」

 ワインバーグ侯爵家が主催している夜会の最中。
 私は婚約者であり、ワインバーグ家の嫡男でもあるダリル様から、突如婚約破棄されてしまった。
 ダリル様は私を、「真面目なだけで何の面白味もない女」と貶し、男爵令嬢であるキャシー嬢を新たな婚約者にすると宣言したのだ。

 それから1ヶ月。
 途方に暮れていた私に、何と辺境伯閣下であらせられるジャスティン様から縁談が――!
 ジャスティン様は私を、お飾り妻として迎えたいと仰っているらしい。
 だが、いざ私が嫁いでみると、お飾り妻というのは物理的な意味で……!?

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー