もし明日、世界が「 」とするならば。【番外編追加】

世界滅亡と予言された前日、
2人の男女が出会いました。
「女子高生拾っちゃったんだけど…
どうしたらいいと思う?」
1人は、道端に倒れてた少女発見。


「え…、ど、どどどどちら様で…!?」
1人は、何故か隣にイケメン降臨。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
若者に絶大な人気を誇る
素顔不明系アーティスト
一之瀬 奏夜
─Ichinose Souya─
×
どこにでもいる
ちょっとワケあり女子高生
七海 莉央
─Nanami Rio─
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
これこれこーいう流れで
ほにゃららがあーだこーだになって(以下略)
気づけば人気者と暮らすことに
なっちゃいまして。
「夏休み?今日から?いつまで?
てかずっと?もうずっと夏休みでいいよ」
「え、嫌い…?
わかったじゃあ僕はもう死ぬしかないね」
「彼氏…?彼氏って言った?
次その言葉が出たなら僕は窒息する」
素顔不明系アーティストの正体は
病んでて、病んでて
言ってしまえばちょっと残念なイケメン。

「乱暴に扱えば、
こんなにも簡単に割れてしまうんだ」
プラスチック製の食器、
首を吊る為のロープは刻んでゴミ箱、
2人だけのお約束。
「今、僕が咄嗟に取った行動を
誘拐と言って拉致と言って、
そんな法律が正しいとするならば
ーーーーーー僕は犯罪者でいい」
“ふつう”に憧れた私達の
“普通”じゃない関係。

2人が出会った共通点は1つだけ。
こんなものを、願ってしまったから。
もし明日、世界が「 」とするならば。
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