初恋のキミは最愛ヒーロー

「別に、アンタを助けたわけじゃない
邪魔だったから、仕方なく」
不良たちに絡まれていた私を
助けてくれたヒーローは
無愛想でクールな男の子でした
碧瀬 莉彩(あおせ りさ)

黒河内 壱夜(くろこうち いちや)
「鬱陶しい」
「気安く話し掛けんな」
「アンタには関係ない」
遠慮なく冷たい言葉を投げてくるキミだけど
「ケガしてんだろ、ちゃんと見せろ」
「……だったら、俺の家に来れば?」
不意に見せる優しさに胸が甘く震えて
鼓動が加速する
「ずっと、会いたかった」
“誰よりもカッコよくて
心優しいヒーローに”
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