俺は歴史好きの高校生、下田(しもだ)一郎(いちろう)!
クールな幼馴染・莉央(りお)ちゃんと共に、フランス革命前夜のフランスにタイムスリップしていたぜ!
フランス革命と言えば、世界史でも必ず習う、超有名な市民革命の代名詞だ。
「何となく、圧政を敷く国王を民衆が打倒した『良いイメージ』があると思いますが……実際のフランス革命は、恐るべき悲劇です。
そしてギロチンで首を斬られたルイ16世も、世間一般で思われているような無能な君主ではありません。むしろ逆です」
もし莉央ちゃんの言う通りなら、血生臭い悲劇がなぜ、ここまで美談にされたのか?
ルイ16世が無能じゃなかったなら、なぜ死ななければならなかったのか?
今回はいつもの倍以上のボリュームで、フランス革命の実態に迫る!?
短編シリーズ「莉央ちゃんとタイムスリップ!」第八弾。
レビュー