クールで無表情な幼馴染が毎日L○NEでだる絡みしてくるが、頭文字を縦読みしたら「すき」になってた~あれ? これもしかして……告白されてる?~

七原雪菜は俺の幼馴染だ。幼稚園から高校まで、ずーっと同じところに通っている。

七原は表情が変わりづらいし、話し方も敬語で硬いから、素っ気ないような印象を持たれやすい。けれど中身は悪戯好きだし子供っぽいやつだ。

そんな七原からはよくL○NEが届く。中身は平凡なだる絡み。『はあ、今日も春也くんは女の子に対して当たりが強いですね』『だから彼女ができないんですよ』……余計なお世話だ。

しかし、ある日あいつからのメッセージを縦読みしたら、始まりが「すき」になっていることに気づいた。それもここ一週間は毎日。

……え、これ、好きってこと? 告白されてる?

……いや、偶然かもしれん。これじゃわからん。二文字だけだし。

わからないから様子を見ることにした。本当のところはどうなんだ? 意図的なのか、そうじゃないのか。それでも七原は「す」と「き」で始まる文章ばかり送ってくる。でもそれだけだから突っ込みづらい。悶々としながらL〇NEを交わす。

いやお前これどっちなんだよ……!

そんな主人公と幼馴染のじれったいやり取りの話。

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