「お前みたいな宮廷鍛冶師なんて存在する価値ないよね」
宮廷鍛冶師として世界最強と謳われるリトバー王国の軍を支えてきたアイラであったが、彼女のことを何も理解していないカリン第三王子に罵倒され、更に追放宣告までされてしまう。
「お前が作る武器や装備は全て行き届いている。となると、アイラは宮廷にいる必要ないよね?」
アイラが作る装備は強力なものだが、定期的にメンテナンスが必要だった。しかしそれを知らないカリンは【武器がもう行き届いているから】と言う理由で追放処分をしてしまう。
呆れるアイラだったが、ふと思う。
これで私、自由なんだよね?
それに気がついたアイラは、誰にも縛られることなく自由に鍛冶師をやることを決意する。自由を求めて辺境にアイラは向かったのだが……何故か自分が作る装備が【伝説級】と持て囃されています!?
というか、自由ってどこ…..?辺境に行っても自由ないじゃん!!!!どうして!!!!
対して、カリンは自分がどれほどの罪を犯してしまったのか知ることになる。
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