小説家になろう 鉢植え娘の恋人~冷酷と評される騎士の頭には小さな花が咲いています~ 宮廷医師である祖父の元で働くジャスミンは、土だけが入った鉢植えを常に持っていることで有名な変わり者だが、もっと変わっている点は、「人の頭頂部に、その人物の心理を反映した色の花が咲いているのが見える」ことである。 ジャスミンの好きなひとは、王家筋のガリエ公爵家の次男グレン。つれない態度で「何を考えてい.... 著者 : 彩瀬あいり 2022.05.25 小説家になろう
小説家になろう 卒業式典の風物詩 ~爵位編纂室の婚約破棄対策~ 学生たちの間では、卒業式典の場で婚約破棄を宣言することが流行しているが、その余波として王宮の事務仕事が激務と化している。貴族同士の繋がりを管理する爵位編纂室の女性文官・セーラは、この時期になると頭と胃を痛めている。 この騒動の発端となった婚約破棄宣言を行ったのは、数十年前の王子殿下。 世代は違えど.... 著者 : 彩瀬あいり 2022.03.23 小説家になろう
小説家になろう 偽りの旅路で ~異母妹の身代わりで、顔も知らない異国の男に嫁ぐことになりました~ 国境沿いの戦乱を収めた異国の剣士に嫁ぐことが決まった、サヴォア伯爵家の令嬢は、しかしその婚姻を拒絶する。 そこで白羽の矢が立ったのが、伯爵の庶子であるユーリア。 彼女は髪と瞳の色を変えて、異母妹フリエラの身代わりとして、異国へ赴くことになってしまった。 迎えにきた凛々しい女性騎士・レアとともに、旅.... 著者 : 彩瀬あいり 2022.02.23 小説家になろう
小説家になろう ミスター・パーフェクトの完璧ではない婚活 タイラー・カッセルは、二十八歳の独身エリート事務官。 起床から睡眠に至るまで、己で定めた時間配分を滞りなく遂行しつづける彼を、周囲はミスター・パーフェクトと称している。 大叔母から見合いをするよう命じられたタイラーは、毎週のように指定されたカフェに通い、週替わりで別々の女性と対面する羽目になってしま.... 著者 : 彩瀬あいり 2022.02.09 小説家になろう
小説家になろう 仲間を呼ぶ能力を持つ、右手の魔物に転生したけど、やっぱり「呼び込み」は苦手です。 夜の町。店頭でお客さんを手招きして呼び込むバイトをしていた僕は、修羅場に巻きこまれて、苦痛とともに意識が暗転。 さあ、ここからはお約束の異世界転生。華々しく生まれ変わったかと思えば、冒険者と戦闘中。 地面からにょっきりと生えている、どろどろした右手の形状をした魔物。 それが僕。 転生先でも、手招きで.... 著者 : 彩瀬あいり 2021.12.23 小説家になろう
小説家になろう セーデルホルムの魔女の家 期間限定でさまざまな家でメイドとして働いているメルヴィは、妖精の姿を見ることができる女性。 今回の仕事は、冬の休暇を別荘で過ごすためにやってきた軍人アダム・スペンサーと、養い子ケイトリンの世話。契約期間は一ヶ月。 何人ものメイドを辞めさせてきたという癇癪持ちの少女も、どうやら妖精の姿が見えているらし.... 著者 : 彩瀬あいり 2021.12.22 小説家になろう
小説家になろう 第四王女の婚姻事情 男好きで色狂いだと噂される、第四王女マリエンテ。 それは、王国一の美姫と評される腹違いの姉デリツィアが、名前を騙って行動して醜聞をなすりつけているだけだった。 マリエンテ自身は離れの小屋で暮らしながら、こっそり城下町におりて、乳兄弟が営む飲み屋で給仕係として働いている庶民派王女である。 他国にまで.... 著者 : 彩瀬あいり 2021.12.15 小説家になろう
小説家になろう ツンギレ公爵令嬢と群青アゲハ蝶の夢 ヴィクトリア・オルランド公爵令嬢の婚約者ハリー・ペイルズは、男爵家の次男でありながら、植物の研究に没頭している地味な青年だ。 貴族令息の常識から外れた言動が多いハリーに、ヴィクトリアが激高する姿は、もはやお馴染みの光景と化している。 これは、隠居してなお権力を持つヴィクトリアの祖父が決めた、公爵令嬢.... 著者 : 彩瀬あいり 2021.11.24 小説家になろう
小説家になろう 伯爵令嬢は物語を愛する ~ありふれた婚約破棄におけるひとつの結末~ 「君との婚約を破棄する」 それこそが、テレサ・ドルステンが待っていたものだった。 世に溢れるロマンス小説のごとく、王子の恋を邪魔する少女として婚約破棄を宣言される。それをもとにして、自分で物語を書く機会がようやく訪れたのだ。 従者の青年は主人に問う。 「盛りすぎじゃないですかこれ」 「大袈裟な.... 著者 : 彩瀬あいり 2021.09.25 小説家になろう
小説家になろう だから魔女は涙を流さない 嵐の夜、森に住む魔女エイラのもとに、騎士サイードが訪ねてきた。 大国の客人が眠ったまま、目覚めないのだという。 国王の命により王宮に連れていかれたものの、他の医師や薬師に疎まれ、患者に会うことすらできない。 どんな目にあっても、笑みを浮かべる魔女を不憫に思い、サイードは彼女のちからになることを決意す.... 著者 : 彩瀬あいり 2020.07.04 小説家になろう