彩瀬あいりの小説一覧

小説家になろう

魔法の袋と鍋、それと猫

イヴァンは粉ひき小屋の末息子。父親が亡くなり、長男が家を継いだものの、力仕事のほとんどを押しつけられて、毎日へとへとになって暮らしている。 ついに嫌気がさしたイヴァンは、自分に似合った仕事を探すため、夜も明けきらぬうちから家を飛び出した。持っているものは一匹の猫と、小麦でできているパンをいくらでも取....
著者 : 彩瀬あいり
小説家になろう

解毒の聖女は、呪われたカラの神子を救いたい。

孤児院育ちのミノンは、神殿外で暮らしている神子の傍付きとして派遣された、十九歳の聖女。 お相手の神子さまは、護衛騎士とふたりで暮らしている、高圧的な物言いをする五歳児・フィル。 まだ小さいのにお家騒動に巻き込まれ、目立たないように暮らしているフィルは、そんな背景のせいか情緒がうまく育っていないよう。....
著者 : 彩瀬あいり
小説家になろう

もっとも大切なことは最後の一回で

事務所の壁際に設置している共通パソコンの前で、三課の社員たちは頭を抱えていた。 研修出張中の課長の権限でしか承認できない申請作業。そのシステムを開くためのパスワードがわからないのだ。 以前に教えてもらったそれは、果たしてなんだったのか。 男性三名、女性一名。四人の社員は頭を突き合わせて考え始めた。 ....
著者 : 彩瀬あいり
小説家になろう

お望み通り悪女になりましょう

魔物発生事故に巻き込まれて両親を亡くしたソフィアは、伯父であるオズボーン伯爵のもとで暮らしている。 従妹のやらかした不始末を押しつけられ、すっかり悪女の噂が立ったソフィアのもとに、女嫌いとして名を知られるクロズリー辺境伯の三男キーロンとの縁談が舞い込んだ。 身ひとつで嫁いだはいいが、王都から遠く離れ....
著者 : 彩瀬あいり
小説家になろう

婚約破棄されたので「王太子の婚約者」を妹にゆずったら、上司の王弟殿下が迫ってきました。

貴族学院の回廊で、王太子のフォーアン殿下から婚約破棄を告げられたクラリス。その理由は、クラリスが我が国において初の女性文官として仕事に邁進し、婚約者としての立場を蔑ろにしているから、らしい。 「夫となる俺を立てず、いつも上からものを言う態度も気に喰わぬ」 「仕方がありませんわぁ殿下。お姉さまは子ど....
著者 : 彩瀬あいり
小説家になろう

初恋はシナモンの味がした

ミアがお仕えしはじめたマーガレットお嬢さま(五歳)は、大好きな『おじさま』のために、彼が働く王宮へ美味しいお菓子を届けようと考えた。 お屋敷に来た少年が父親の手伝いをしていると知り、子どもだって仕事ができるのだと奮起したらしい。 しかし五歳がひとりで出かけられるわけがない。 かくして、伯爵家によるひ....
著者 : 彩瀬あいり
小説家になろう

龍の嫁取りの物語

水上家は、集落の豊穣を祈願する巫女の家系。龍の末裔である天沢家と共に地域を見守ってきたが、時代が下がるにつれ、その威光は遠ざかりつつあった。 双子で生まれたため、忌み子として隠され育った主人公は、名前がない。 同じ顔をした姉・水上綾子の影、身代わりとして暮らしている。 虐げられていた彼女は七歳のと....
著者 : 彩瀬あいり
小説家になろう

呑気な辺境伯令嬢は、隣国王子からの愛になかなか気づかない

可憐で儚く美しい、白百合の姫と称されるコーデリア。 しかし中身はかなり残念。辺境伯領で国境警備の兵士たちに囲まれて育った、呑気な田舎娘である。 外見のせいで、高嶺の花として同世代には遠慮され、十八歳になっても恋愛に縁がないコーデリアは一念発起。出会いを求め、第一王子が立太子した記念式典に参加した折、....
著者 : 彩瀬あいり
小説家になろう

小鳥にされた男爵令嬢、魔法使いと暮らす。

第一王子に媚びを売り、公爵令嬢との婚約を破棄に追い込んだことで、キャロルの義妹は夜会で糾弾された。 古代魔法の大家であるランサ公爵家を虚仮にするとは不届き千万! 王国に仇なす者を滅する古代魔法が放たれる。 義妹の身代わりで魔法を受けてしまったキャロルは、なんと小鳥の姿になってしまった。捕まったらどう....
著者 : 彩瀬あいり
小説家になろう

没落予定の伯爵令嬢は腹黒執事さまがお好き?

没落待ったなしの伯爵令嬢リズベットは、負債を理由にして、名ばかりの婚約者から逃げようと画策中。 しかし、幼いころに書面で婚約を結びつつも顔合わせをしたことがない婚約者は、なぜか婚約解消に同意してくれない。顔合わせの日程を引き延ばしつつ逃げの一手を打とうとしているリズベットに、執事のダグラスは相手に会....
著者 : 彩瀬あいり