ねこまんまときみどりのことりの小説一覧

小説家になろう

こんなはずじゃなかったのに

妹が私を蔑む。 「お姉様が苦労するから、どんなに大変かと思っていましたのに。こんな簡単なことに苦労なさるなんて」 学園の成績が常に一位の妹は、学園に通い出した途端に私を馬鹿にし始めた。 妹は遥かに出来が良い。 少なくとも、苦労を重ねる私の倍以上だ。 飛び級して学園を卒業し、この国の特殊で高度な企業....
著者 : ねこまんまときみどりのことり
小説家になろう

いらない子のようなので、出ていきます。さようなら♪

魔力が少ないと、乳母の元に捨てられたラミュレン。だがそこも安住の地ではないようで。 様々な別れの物語です。....
著者 : ねこまんまときみどりのことり
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願いを叶えたいアンネット

「やっと、愛する家族と暮らせる日が来た。可愛いフランシーヌとパシェルよ、ずいぶんと待たせてしまったね。でももう大丈夫だ。 それとアンネットよ、お前とはここでお別れだな。今日からは我が両親が養父母となる。迷惑をかけるんじゃないぞ」 「さよなら、お義姉様。わたしにお父様を譲ってくれて、ありがとう」 ....
著者 : ねこまんまときみどりのことり
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どうやら私は、四番目の婚約者

「花は散るから、命を燃やして美しく咲き誇る。僕の好きな詩文の一節なんだ」 こんな陳腐な台詞が似合う、美しい顔の男は私の婚約者。 騎士団の副団長で、名前はランディス・グレイ。 金髪碧眼の高身長で、おまけに声も渋い。 何処だか伯爵の息子だ。 世間の噂では、゛悲恋の王子様(プリンス)〝 らしい。 身分....
著者 : ねこまんまときみどりのことり
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つい口を出しただけ

聖女ハルは、いつも前向き。....
著者 : ねこまんまときみどりのことり
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ある侯爵夫人の死 (ダリアのその後を追加しました)

ある日、侯爵夫人が教会に行く途中で暗殺された。でも、その暗殺には、様々な人の思惑が絡んでいた。 微笑みながら死んでいった、侯爵夫人ダリアの人生が明らかになっていく。....
著者 : ねこまんまときみどりのことり
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~新しい人生をありがとう~ 嫌いだった妹へ

私は生家の侯爵家を追い出され、乗り合い馬車で隣国に行く途中である。 「ああ、良い天気。空が青いわ」 ゴトゴトと揺れる馬車に、子供連れのご婦人はお尻が痛いと呟くが、子供は景色を見ながら元気いっぱいに歌っている。 それを見る私も、初めての乗り合い馬車の振動に驚いているが、気持ちはスッキリしている為....
著者 : ねこまんまときみどりのことり
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どうして?と言われても………

「お前の母は死んだ。もうお前のこと等、誰も気にしないわ。一人でのたれ死ぬがいい」 王宮からかなり離れ古ぼけた白い離宮に、ぽつんと1人取り残された14才の少女クライス。 先程彼女に言い放ったのは、側妃スジャータとその側近達。 先程まで彼女クライスの母アンシェルの葬儀が行われていた。 その後に王....
著者 : ねこまんまときみどりのことり