仁司方の小説一覧

小説家になろう

寝不足王子と安眠姫

北方の竜と謳うノルデヴィング連合と、南方の虎と称されるエルギア帝国。南北の両雄に挟まれ、大陸中央部の諸国が次々とどちらかの勢力圏に取り込まれていく中、グリュナス王国は独立の孤旗を守っていた。 剣ヶ峰を渡る小国の舵取りをしているのは、「眠らずの君」と呼ばれる王弟グントラム。最近結婚したのだが、新妻の手....
著者 : 仁司方
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有り体に語りすぎの悪役令嬢

ノワール家のマルヴァジア(通称マルー)は、婚約者であるロレンツォから公衆の面前で婚約破棄を通告される。 しかしマルーは動じないどころか喜び出す始末。マルーの父ジローラモは感涙にむせび泣くほどであった。 困惑するロレンツォだったが、累代に渡る実家フェディニ一族の業を知らないのは、育ちのよいお坊ちゃんで....
著者 : 仁司方
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「おまえを愛することはない」とか、わざわざ言う必要ありませんよ

とある夫人のひとりごと。....
著者 : 仁司方
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永遠の輝きと愛とお金の話

冒険と発見は地理上のみに留まることなく、知的・精神的にも視野が広がろうとしていた時代―― 宝石商を営んでいるジョゼフは、ひとり娘ソフィの結婚相手を探していた。財産目当ての23人を追い払って、24番目にやってきたのはローアン公爵の跡取りであるアラン。公爵家の嫡男なら金銭目当てではないだろうと思ったら、....
著者 : 仁司方
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WEB広告でしか見たことないコミックの世界に転生してしまったので、初手で壺破壊することにした

ネットで動画再生したり、無課金でアプリ使おうとすると、広告を何秒か見ないといけないことってあるじゃないですか?  アレでしか見たことのないコミックの世界に転生しちゃったみたいなんですよわたし。本編は1ページも読んだことないやつ! 事実上ネタがわからない、ハードモード転生じゃないですかヤダー!  広告....
著者 : 仁司方
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いつまでも身を固めない皇太子に業を煮やした侍従は、決闘裁判に訴えることにしたようです

皇后の姪である公爵令嬢エリーデには、武神の加護による天与の剣腕があった。その資質を見込まれて、従弟にあたる皇太子ディルフェイルが生まれると同時に侍従兼警護役を任される。エリーデはその期待に応え、刺客の魔の手から皇太子を護りながら、姉代わりとしてその成長を見守ってきた。 …年頃となったディルフェイルだ....
著者 : 仁司方
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自白の聖女と、キモいけど頼りになるでもやっぱりキモい3騎士

神殿内では人の心の声が全部聞こえる糾明神の聖女トゥルカ。偽証も黙秘も通用しない究極の判事だが、すべてを赤裸々に明らかにしてしまうその神判は、あまり人気がない。 暇なことが多い糾明神の聖堂では、トゥルカと警護役の神殿騎士しかいない時間が長い……のだが、生真面目な顔して不埒な妄想を垂れ流し続ける騎士たち....
著者 : 仁司方
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みなしご聖女の、悲劇なのか喜劇なのかよくわからない婚約破棄

〈護りの聖女〉として、国土を覆う結界を10年間に渡って維持してきたエイジア。 形の上では婚約者だったが、ろくに顔を合わせたこともない王太子レブルザックから「これまでの働きに礼をしたい」と手紙が届けられ、胸躍らせて指定の場所へと向かった。 そこにいたのは王太子と見知らぬ女。エイジアは聖女の力を奪われた....
著者 : 仁司方
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「この結婚は形式上のものだ」と宣う覇王へ「わたくしを愛する必要はありません」と応じる亡国の姫

血刃をもって大陸を平らげた覇王レイグリフ。その覇道の掉尾に、かつては全土を統一していた旧帝国の血を引く姫との結婚が決まった。 「この結婚は形式にすぎない」と告げるレイグリフに対し、皇女クレアペトラは「陛下に期待しているのは、わたくしに対する愛ではありません」と応じる。....
著者 : 仁司方
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契約結婚だと聞いたので、喜んで独身時代のシュミを貫くことにした結果

世界を照らす明かりが、おぼろげな魔術と霊感から、鮮明な科学の光に変わり始めようとしていた時代―― 「わたし」はそこそこの歴史を持つ、名門といえば名門でとおる伯爵家の長女として生まれた。 家督を継ぐには申しぶんのない出来の良い弟に恵まれ、わたしは好きなことをさせてもらっていた。……のだが、26歳になる....
著者 : 仁司方