有り体に語りすぎの悪役令嬢

著者:仁司方

ノワール家のマルヴァジア(通称マルー)は、婚約者であるロレンツォから公衆の面前で婚約破棄を通告される。
しかしマルーは動じないどころか喜び出す始末。マルーの父ジローラモは感涙にむせび泣くほどであった。
困惑するロレンツォだったが、累代に渡る実家フェディニ一族の業を知らないのは、育ちのよいお坊ちゃんであるロレンツォだけだった…

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