国を支えていた麒麟児は追放されて野生児になる ~俺がいなくなって国が落ちぶれたと言われても困ります。だって王宮の空気悪いですし。俺に頼らずに頑張ってください。旅のついでに世界を救わないといけないし~
あまり笑わないという理由で忌み子扱いされ、常軌を逸した教育を受けていた公爵家長男クウガ・グロタニカは、その圧倒的な神の如き才能で成長し、魔術師としてもテイマーとしても薬師としても発明家としても騎士としても武器職人としても外交官としても内政においても国にいなければならない存在になっていた。しかし、そ....