綿雪の小説一覧

小説家になろう

折れる私と、諦めない彼

「クラリッサ。君以外は考えられないんだ。どうか僕と結婚してください!」 「……はぁ、もう分かりました」  三年もの間、百回の求婚を繰り返した王子に、私は折れた。....
著者 : 綿雪
小説家になろう

婚約者が友人たちと婚約破棄を企んでいたので交ざってみた

「……ようやく。ようやくだ――――これでようやく、婚約破棄ができるっ!!」 (婚約破棄……ふうん?)  学園のサロンの一室で、何やら婚約者とその友人たちが企んでいたようだったので、変装と印象操作の魔法で別人になりすましたわたしはその話に交ざってみることにした。 *2021/08/11 誤字修正致....
著者 : 綿雪
小説家になろう

これ以上は、もう

「今日のパーティー、遅れるから、君、先に行ってて」  わたしの婚約者は気まぐれで、自由だ。パーティーはいつも遅刻してきて、始めからエスコートされたことなんて数えるほどしかない。彼が贈ってくれた品を身につけて見せると「思ったより似合わない」と機嫌が悪くなり、帰ってしまう。わたしが贈ったハンカチを使っ....
著者 : 綿雪
小説家になろう

初恋は妖精の悪戯

七歳。王宮の庭の片隅で、わたしは妖精に恋をした。 それから九年が経ち、同じ場所で、わたしは初恋の妖精との再会を果たす――。 って、あれ? 妖精じゃないの? 王子でもない? それなら――結婚してください!! これは、とある趣味に傾倒する、ちょっと普通とずれた辺境伯令嬢ジェシカの初恋の話。 *誤字報告....
著者 : 綿雪
小説家になろう

婚約破棄が始まったけれど、わたしの婚約者だけ何か違う

学園創立記念パーティーの最中、公爵家の令嬢が婚約者に婚約破棄を突き付けられたのを皮切りに、次々と名家の令嬢たちが婚約破棄を宣言される。勢いに飲まれて呆然としていると、わたしの前にも婚約者がやって来て周囲と同じように婚約破棄を――……え? なんで跪いたの? ちょっと待って、この人だけ何か違わない? 全....
著者 : 綿雪