未完成な僕らは声を重ねる

高校二年生のナルは、今度こそ平穏な高校生活を送りたいと切実に願っていた。しかしその願いとは裏腹に、転校早々クラスメイトの一匹狼に目をつけられる。すると彼はナルに、アカペラグループを結成して一緒に全国大会優勝を目指さないかと持ちかけてきた。

迷い、悩み、傷ついて。それでも手を取り合ってがむしゃらに駆け抜けた、不器用な六人の色褪せない青春の記憶。

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