さあ、ふたりの未来を語ろう

 裕福に、けれど愛情を知らずに育った彪《ひょう》。
 愛に包まれて、けれど貧しく育った椿《つばき》。

「仕事を手伝った礼に拝ませて欲しいなんて、初めてだよ」

 地味で、真面目で、優しくて。
 料理上手で、気遣い上手で、超鈍感。

 彪は、仕事が出来て努力家で、異常なほど自己評価の低い椿に興味を持つ。

 椿を助けたい一心で同居生活を始めたが、居心地の良さに驚き、同時に椿への愛情を認めた彪。

 一方、椿は過去の出来事から、彪の気持ちを素直に受け入れられずにいた。

「あなたの言葉を信じたい――」

 彪は椿の過去を受け止め、心を手に入れられるのか!?

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