異世界の物流は俺に任せろ

著者:北きつね

 俺は、大木靖(おおきやすし)。

 趣味は、”ドライブ!”だと、言っている。
 隠れた趣味として、ラノベを読むが好きだ。アニメやコミカライズされるような有名な物ではなく、書籍化未満の作品を読むのが好きだ。

 職業は、トラックの運転手をしてる。この業界では珍しい”フリー”でやっている。電話一本で全国を飛び回っている。愛車のトラクタと、道路さえ繋がっていれば、どんな所にも出向いた。魔改造したトラクタで、トレーラを引っ張って、いろんな物を運んだ。ラッピングトレーラで、都内を走った事もある。
 道?と思われる場所も走った事がある。

 今後ろに積んでいる荷物は、よく見かける”グリフォン”だ。今日は生きたまま運んで欲しいという依頼だ。
 え?”グリフォン”なんて、どこに居るのかって?
 そんな事、知るわけがない。依頼された荷物を、依頼された場所に、依頼された日時までに運ぶのが仕事だ。

 日本に居た時には、つまらない法令があったが、今ではなんでも運べる。
 え?”日本”じゃないのかって?

 拠点にしているのは、バッケスホーフ王国にある。ユーラットという港町だ。そこから、10キロ山に向かえば、拠点がある。拠点に行けば、トラックの整備ができるからな。整備だけじゃなくて、改造もできる。

 え?バッケスホーフ王国なんて知らない?
 そう言われてもな。そういう物だと受け入れているだけだからな。

 え?地球じゃないのかって?
 言っていなかったか?今居るのは、異世界だぞ。

 俺は、異世界のトラック運転手だ!

 トレーラやクルマが製造できる万能工房。
 ガソリンが無くならない謎の状況。使えるナビシステム。

 なぜか読める異世界の文字。

 故障したりしても、止めて休ませれば、新品同然に直る親切設計。
 望んだ装備や設備が実装される不思議な工房。

 ご都合主義てんこ盛りの世界だ。

 相棒とともに、制限速度がなく、俺以外トラックなんて持っていない。
 異世界を気ままに爆走する。

 レールテの物流は俺に任せろ!

注)誤字脱字が多いです。見つけ次第、直していきますが、更新はまとめてになると思います。
  アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/736322486/907290097)で先行で公開していきます。

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