家族以外から嫌われていた俺。急にモテ始めたが、そんなの知らない。今まで俺を嫌っていた奴等が必死に構ってくるが、新たな苛めだろうか。

著者:@rowrow3

傷一つ無い白く艶のあるシルクのような触り心地の肌に、アイドルと同等以上に顔の整っている、中性的な顔立ちの佐竹幻馬。そんな彼は、たまにいる目に入った物を見つけては口に入れるという子供だった。彼がまだ幼い頃の幼稚園の帰り道、彼は道端に落ちていた木の実のような物を手に取ると、それを口に加える。
慌てた様子でそれを口から取り外そうとする幻馬の母だがもう遅い。幻馬はその木の実を、勢い良く飲み込んで体に取り込む。
飲み込んだ木の実を出させようと、背中を撫でて木の実を出させようとする母。しかし、一向に木の実は出てこない。その木の実には、家族以外から嫌われるという成分が含まれていた。
その木の実を飲んでから、次の日の幼稚園から友達は居なくなり、仲間外れにされる幻馬。小学校、中学校、高校と幼稚園を卒園しても、それから友達一人作れず、同級生は勿論先生からも嫌われて、酷く心を痛めていた。
そんな嫌われていた高校でのある日。家に帰ってきてのんびりしていると、急に彼は喉が痛くなる。喉の痛さのあまり、うがいを何度かすると 出てきたのは、幼稚園の帰り道に誤って食べてしまった木の実だった。
木の実を取り込んでしまったあまり、嫌われていた彼。その木の実を体内から出した彼は、眉目秀麗なこともあって次の日からモテ始めだす。
そんな彼の生活。…続きを読む

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