笑わない王女の心を読んだら、なぜか僕にべた惚れしてました

著者:伊乙式

僕――才賀孝明(さいがこうめい)は、他人の心を読む力を持っている。
こんなもののせいで今ではすっかり対人恐怖症だったりする。
だから僕はずっと、誰とも関わらないように生きてきた。
……なのに僕は、不注意からその人の心を読んでしまったんだ。
学校一の有名人――葛城美波(くずしろみなみ)。
超がつく美人なのに『笑わない王女』という異名をもつほどクールな生徒会長。
でも彼女の本当の姿はまるで違った。
表「才賀くん。おはようございます。今日も一日よろしくお願いします」
裏『はぁ(うっとり)。こーくん今日も可愛いかっこいいです。しゅき、だいしゅきペロペロしたい』
中身は僕への過剰な愛に満ちていました。
どうしてこうなった?
――これは心が読める少年と、その少年を心から愛する少女の、奇跡の物語。
※小説家になろうでも掲載しています

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