タナトフォビア ~サイコパスと言われようが、不老不死を目指す男の二度目の人生は、周りに絶望を撒き散らす~

著者:剣 道也

 ──タナトフォビア
 それは、死を極度に恐れてしまう一種の病気である。
 重度のタナトフォビアであった男は、死の恐怖に常に怯えていたが、天寿を全うせず死んでしまう。
 死の恐怖から解放されたのも束の間、男は何の因果か、転生して再度死の恐怖に怯えることになる。
 再び死の恐怖を感じることに絶望していたが、ある日一条の光が差す。
 それは魔法。
 ただの転生ではなく、剣と魔法の世界への「異世界転生」と知った男は、この世界なら不老不死になることができるかもと考える。
 これは、周りから悪魔と言われようが、狂っている言われようが、自身の悲願の為に突き進む男の物語。
※作者のTwitterにて、つだこ様に描いて頂いたアエーシュマのイラストを掲載しております。

レビュー