食べられる魔法?!~神に愛された寵児だと勝手に持ち上げたくせに、初級魔法しか使えない無能だと追い出された挙句指名手配されました。今さら勘違いだった、戻って来てくれと言われてもさすがに無理です~

著者:黒雫

 ラインツ伯爵家の四男として生を受けた、シズク・ラインツ。
 生まれ持った常人離れした膨大な魔力から将来を期待され、10歳で行う属性診断でも全属性適正という前代未聞の結果をたたき出した結果、両親のみならず国王からも絶対に歴史に名を残す偉人になると多大なる期待を寄せられる。
 だが、シズクがどれだけ必死に練習しようとも初級以上の魔法を使うことができず、両親からは無能だ恥さらしだと罵られ、王からは散々期待させおったくせにと逆恨みされてしまう。
 結局家を追い出されることになったシズクは、王の怒りに触れたことで身に覚えのない罪を着せられ国内で指名手配されることを偶然知り、隣国へと逃げだすことを決意。
 だが、森の中でひっそりとスローライフを送っている最中に助けた女性との出会いをきっかけに、自身の異質さを知っていく。
 これは彼が世界へと野放しにされた結果、彼の中身になど興味がなかった両親と王では気づけなかった本当の力を自覚していき、仲間と共に自由に生きてゆく物語である―――。
※小説家になろう様でも同時掲載中です。
※あらすじ、タイトルなどは今後変更する可能性があります。…続きを読む

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