女主人公/一人称の小説一覧

小説家になろう

「せっかくだから僕も愛人を作りたいんだけど、いいかな?」と婚約者に訊かれたんだけど、せっかくだから、とは?

「でね、三位決定戦で僕は圧勝して、見事三位入賞を果たしたというわけさ!」 「へえ」  婚約者であるジェフとの、二人だけの茶会の席。  いつもながらのジェフのつまらない自慢話に、適当に相槌を打つ。  大した実力者も出場していない、内輪だけのフェンシング大会で三位になったくらいで、どうしてそこまでドヤ....
著者 : 間咲正樹
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無実の罪を着せられ婚約破棄されたクラウディア・ヴィヴィアーニは婚約者に手袋を投げつける

「クラウディア・ヴィヴィアーニ、ただ今をもって、キミとの婚約を破棄する!」 「――!」  国中の貴族が集う煌びやかな夜会の最中。  公爵令嬢のクラウディアは、婚約者であり王太子殿下でもあるアレッシオから、唐突にそう宣言された。  アレッシオはクラウディアが男爵令嬢のロレッタを階段から突き落としたこ....
著者 : 間咲正樹
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当て馬キャラ推しの私は、当て馬になってしまった侯爵令息を全力で慰めます!

貴族学園のとある放課後。 侯爵令息のレスター様が、男爵令嬢のクレアさんにプロポーズする現場を偶然目撃してしまった私。 だがそこに、「ちょっと待ったぁ!!」と怒鳴り声を上げて乱入してきた男性が――。 それは公爵令息にして我が学園の生徒会長でもある、通称『暴君』ブラッド様。 ブラッド様もクレアさんのこと....
著者 : 間咲正樹
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婚約破棄の現場に赤鼻のトナカイが引くソリに乗った謎の男が乱入してきた!?

「イェッタ、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」 「――!!」 時は12月24日。 国中の貴族が集う夜会の最中、公爵令嬢イェッタの婚約者であり、王太子殿下でもあるベルンハルトが唐突にそう宣言した。 ベルンハルトの隣には、男爵令嬢ペトラの姿が。 ベルンハルトはイェッタが裏でペトラに陰湿な嫌がらせを....
著者 : 間咲正樹
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標本

「うふふ」  部屋の壁一面に飾ってある昆虫の標本を眺めていると、思わず口角が上がる。  アゲハ蝶、カブトムシ、コオロギ、ギンヤンマ、等々――。  昆虫のフォルムというのは、見れば見るほど美しい。  いくら眺めていても飽きないわ。  私はそれらの標本の中央にある、一つだけ中身が空のケースに右手を当て....
著者 : 間咲正樹
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【コミカライズ】コミュ症悪役令嬢は婚約破棄されても言い返せない

伯爵令嬢のシルヴィアは、超がつくレベルのコミュ症。 人の視線に晒されただけで全身がこわばり、何も言えなくなってしまう。 そんなある日、国中の貴族が一堂に会する夜会の最中、婚約者であり第二王子殿下でもあるダグラスに、身に覚えのない理由で婚約破棄されてしまうシルヴィア。 だが、無数の好奇心を纏わせた視線....
著者 : 間咲正樹
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塩対応の結婚相手の本音らしきものを、従者さんがスケッチブックで暴露してきます

「リヒャルト様、このフリーダ、本日よりあなた様の妻として精一杯務めさせていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます」 「……ああ」  桜の蕾が長い眠りから目覚めたばかりの、麗らかなある日。  広大なバラデュール侯爵家の一室にて、私は今日から夫となるリヒャルト様に、うやうやしくカーテシーを取った。....
著者 : 間咲正樹
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白い結婚キターーー!!!!(大歓喜)

「ミレーヌ、どうか僕と、契約上の夫婦になってもらえないだろうか?」 「――!」  公爵家の次男であるファビアン様が、思わず見蕩れそうになるほどの、憂いを帯びた表情でそう提案してきた。  こ、この流れはまさか――! 「僕も立場上、そろそろ結婚しろと親からせっつかれていてね。でも僕は、地位や財産目当....
著者 : 間咲正樹
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スーパーおっちょこちょい悪役令嬢は、何度ループしても断罪されてしまう

「テレーゼ様、お覚悟はよろしいですか」 「……はい」  死刑執行人のアルバンさんが、女性かと見紛うほどのお美しい顔で私を見下ろしている。  後ろ手に縛られている私は、アルバンさんにそっと首を差し出した。  大丈夫、全然怖くない。  この人なら、痛みを感じる間もなく私の命を絶ってくれると知っているか....
著者 : 間咲正樹
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共感性羞恥令嬢は、婚約破棄の現場がいたたまれない

「ユーリア、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」 「――!」  国中の貴族が集う華やかな夜会の最中。  第二王子殿下のアウグスト様が、婚約者のユーリア様に、唐突にそう宣言した。  えーーー!?!?!? 「そ、それはどういうことですかアウグスト様!? り、理由をご説明ください……!」  困惑....
著者 : 間咲正樹