終焉の天秤は静かに傾く

【第3回マグネット小説コンテスト優秀賞受賞作品】

 人間と亜人、魔族が暮らす極創星世界《ラピス・ワールド》。極星の女神が創世し、星の加護に護られた美しい世界。
 しかし、世界とは残酷だった――――
 生前、魔女と呼ばれた狂った母の手によって命を落とした私。命尽き果てた私へ、星空の下、黒猫が私に告げる。
「天秤座ノ加護ヲ与エタ。オ前ハ今日カラ〝メイ・ペリドッド〟だ」
 漆黒の魔女とその守護者は星の導きの下、裁きを下す。今日も私は罪人へ問い質す。
「創星の加護の下、審判者は彼の者へ継ぐ。汝の罪は正義か悪か?」
 これは、世界に虐げられ殺された私が死神と契約し、審判の魔女として残酷な世界を変えていく物語――――

 終焉の天秤は今日も静かに傾く――――

 死神と契約した審判の魔女、彼女を救うべく転生した青年。創星の加護を与えられし者達がそれぞれの信念の下、残酷な世界で紡ぐ本格群像劇風ダークファンタジー、ここに開幕!

☆タイトルあらすじから気になった方、冒頭プロローグ4話だけでも読んでいただけると雰囲気が分かるかと思います。
☆冒頭表紙を変更しております。(表紙はあっきコタロウ様に描いていただきました)
☆挿絵有の話には★をつけております。

レビュー