君の隣で世界の果てを

気が付いた時にはクラブハウスのステージで手足を縛られて見せ物にされていた。

――ここはどこだ?

頭を悩ませ、自分が死んだ事を思い出した時にはもう遅い。俺の『解体ショー』が始まろうとしていたのだ。
だが、俺が日本人だと聞いた処刑人の女は何の気まぐれか手を止める。

――助かった。

そう思ったのも束の間、俺を処刑しようとしていた女は取り引きを持ちかける。

――世界を滅亡させる手伝いをしろ。嫌なら殺す。

選択肢の無い問いに首を縦に振る。
そうして、俺の異世界生活は美少女3人と同居をしながら『世界を滅亡させる』という目標の元、始まりを告げたのだった。

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