“普通の幸せ”を欲したけれど、捨てられたので“特別な幸せ”を手に入れることに決めました!

 普通の幸せを欲しかった。
 その前世を思い出したのは、実の両親に捨てられたあとだった。

「来世に期待するのは、もうやめだ! 願っても叶うとは限らないんだ! もう“普通の幸せ”は手に入らないから、“特別な幸せ”を手に入れてやる!」

 純白の髪を持つ妹と違い、うっすらと紫色の髪を持つ自称アメジストとは、もう普通の幸せを諦める。そして特別な幸せを手に入れることを決めたのだった!

 天使のようなドラゴンに連れてこられた先は、白いドラゴン達の楽園!
 何故か、自分にこうべを垂れるドラゴン達。確かに“特別な何か”を感じとるアメジスト。

 幸せを見付ける人生スタート!

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