『贅沢が大好きで、わがまま放題。夜な夜な遊び歩き、伯爵家を勘当寸前。嫁の貰い手など望めない』
それが、パレンティア=カーティス伯爵令嬢の社交界での評判だ。
しかし、実際は、とある理由によって男性不審になったパレンティアが、結婚したくないが故に自らが流している悪評だった。
そんな彼女に、突如、一度も会った事のない『完璧公子』と呼ばれるラウル=クレイトン公爵子息から求婚の手紙が届く。
彼は幼い頃から神童と呼ばれ、容姿端麗で、頭脳明晰、若くして騎士団長になり、結婚相手には困らないはずの『完璧公子』。パレンティアは困惑しつつも何とかその話を回避しようと奮闘する。
一方ラウルは、なんとかパレンティアに近づきたいと、あの手この手で外堀を埋めにかかるがーー。
『結婚をしたくない令嬢』VS『どんな手を使ってでも距離を詰めたい公子』のラブコメです。
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