愛されず捨てられた王女は、子犬殿下と仲睦まじくなりました【改稿版】

著者:りすこ

 両親に名前を呼ばれることなく育った王女ペネロペは、敵対している獣人の国に嫁がされることになった。ポイ捨てされるように政略の駒にされたペネロペだったが、彼女は動物がとても好きだった。

 可愛い!
 動物さんや、爬虫類さんがしゃべっているわ!

 嫁いだ先でも、人族ということで嫌悪されるペネロペ。伴侶となるシェパードにも「君を愛することはない」と言われても、ペネロペはニコニコしたままだった。

 その理由は、彼が子犬のように可愛い容姿をしていて。

「ワンワンワン!」

 顔を赤くして、時々、吠えていたからだった。

 両親には愛されなかった王女が、新しい家族に愛されて幸せになるお話。
 そして、復讐の機会をうかがっていた聖女が思いを遂げる話。

 完結型の短編になります。

※同タイトルの加筆・改稿版になります。前に投稿したものとは、設定を変えています。
https://ncode.syosetu.com/n6101hp/

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