「サミュエルよ!よくぞ王城に迫るドラゴンを撃退してくれた!そなたに褒美として我が娘リナ第二王女との結婚を許そう!」
「無理です!!お断りいたします!!」
「何故だ?リナは美しく、若く、聡明だ。お主が所望した条件にはすべて合致しておる。我が国の未来を担う者への褒美としてこれ以上にはないではないか。何故に断る。」
「ええ、ええ、国王のおっしゃることはわかります!そのとおりでしょう、私もそう思います!しかし!」
しかし。
何故ならば。
「あーうー♪」
「子育てはご褒美ではございませぬ!!!」
リナ姫はまだ幼児だったのだ。
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