ブラックなギャル彼女に浮気されてフラれた雨の日、ホワイトな女子高生ロシア人に傘をもらいまして  ~失恋から始まる、通い妻ロシア娘と半同棲国際交流生活~

著者:白石新

「あ、今日あんたの誕生日だったよね? 良し、別れよっか♪」
 リョータの彼女の黒ギャル:鈴音がそう言った3日前、リョータは鈴音が隣の高校の豪正院雄一とホテルに消えていくのを目撃していた。
「浮気のことは全部知っている」
「でも、5股なのは知らなかったでしょ?」
「マジかよ」
 そんな感じで5股をかけていたビッチ彼女との縁が切れて一件落着。
 しかし、それでもリョータは何だかんだで少なからずショックを受けていたのだ。
 オマケに雨も降ってきて、濡れネズミで踏んだり蹴ったり。そこで彼はクラスメイトの学校一の美少女ロシア人:リーリヤさんと遭遇したのだが――。
「……辛そうな顔をしています。私で良ければお話聞きましょうか?」
「いや、遠慮しておく」
「……雨で濡れてますよ? はい、ハンカチです」
「それも要らない」
「……ならせめて私の傘を使ってください」
 と、そんなやり取りをしつつ、お約束通りにキッチリと一目惚れしてしまったリョータ。
 そして彼は、引っ込み思案で大人しい性格のせいで学校でイジめられているリーリヤさんを助けることになる。
「……お礼にお弁当作ってきました」
 と、まあそんなこんなで、甘ーい国際交流イチャラブ状態が始まったのだった。

※ カクヨム掲載中で、今あっちでメインでやっているのでカクヨムが先行になりがち(予定)

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