ジャクリーヌは聖女の夢を見る

著者:青水龍

 王国の僻地にある小さな村で生まれ育ったジャクリーヌは、鑑定式と呼ばれるイベントで次期聖女に選定され、その後、弱冠15歳で聖女となった。多忙で身も心も疲弊して、だんだんと摩耗していった彼女は、五年後身体を壊し、聖女の役職を降ろされて王宮から追い出された。それから一年後、王国は滅亡の危機に瀕していた……。

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