余計な遠慮とプライドは、愛するうえではむしろ邪魔

「婚約が決まったから、お前とはもう会えない」 

 娼婦まがいの仕事をしていたエデは、兄妹同然に育った幼馴染の軍人にそう言われた。 

「あんな男より、私のほうが貴方を幸せにできますよ」

 馴染みの上客である商人は、悔しげにそう言った。

 そこまで言われれば、エデだって腹をくくるしかないというものだ。

※作中の方言はあくまでもファンタジーであり、実際の方言とは異なります

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