キミにあげたいプレゼント 〜小さい頃に助けた女の子に、高校生になってから助けられてる情けない俺が最後にした行動〜

著者:斎藤ニコ

【あらすじ】
 坂本明人(さかもとあきと)は人の心が読める特殊能力を持っていた。その能力を使い、日本へと越してきたイギリス人の少女へと言葉を教えることになる。少女の名はエミリア。はた目から見ても美少女であり、言葉だけが他人との障壁だった。
 当初こそ周囲になじめずにいたエミリアだったが、明人の助けもあって、次第に人気者へと変化していく。反面、明人は釣り合わなくなっていく自分を恥じるようになる。それは思春期の到来に加え、自分の特殊能力が消えていくことの不安に立脚していた。
 エミリアが海外へと引っ越すと、明人のボッチ度は加速した。引っ越し前に開催された誕生日会をドタキャンしたことは心のしこりとなっていた。
 高校にあがると再びエミリアが日本へ戻ってきた。彼女はさらに美しくなっており、明人は更に陰キャになっていた。しかしエミリアは変わらずに明人に笑いかけ、明人の手を引っ張った。それは小学生時代とは真逆の構図だった。

※過去に書いたもののリメイクとなります。

【2021/07/16 現代恋愛 日間1位 1880pt】

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー