魔術師クノンは見えている

著者:南野海風

人生とは、たった一言で全てが変わることがある。

「英雄の傷跡」と呼ばれる呪いを受け、視覚を失って生まれたクノン・グリオン。

視界どころか生きる意味さえ見えない彼は、無気力な幼少期を送っていた。

そんなある日、身体に水の紋章が浮かび上がり、魔力があることが判明する。

だからどうした。

魔力があろうと、魔術が使えようと、見えないことには変わりない。

クノンには相変わらず生きる意味が見えなかった。

そんなクノンを、そんなつもりのない思いがけない一言が覚醒させる。

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