スケッチブック片手にVR世界漫遊―小五の女の子が絵を描いていただけで最強になりました。絵が見たい方は気をつけて。その絵は噛みつきます―

理奈は絵を描くのが大好きな小学五年生の女の子だ。
絵を描いてばかりいたために成績が下がってしまい、親からお絵描きを禁止されてしまう。

そんなある日、友達からVRゲーム〈八百万の神々〉を勧められた。
いくらでも絵が描けると聞いてさっそくゲームを始めた。

新規ユーザー特典でスケッチブック、ペンをもらい、チュートリアルもせずに絵を描きだした。

絵を描き続けること一日、四つのスキルをマスターし、描いた絵に生命を吹き込むエクストラ・スキル【生命の手】を取得した。

【生命の手】のスキルを使って最初に描いた絵は三本足のカラスだった。
絵から飛び出したカラスは理奈にこう言った。

「お前か。神の眷属たるヤタ様を顕現したのは」

「カラスが喋った!」

「む……この身体は……おい娘!」

「え、わたし?」

「早くヤタ様と契約するのだ!」

「け、契約?」

「良いから早く! ヤタ様が消えてしまう前に!」

「は、はい!」

言われるがままに理奈は三本足のカラスと契約してしまう。

理奈はVR世界の旅はこんな風に始まった。

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※タイトル変更しました
旧題:VR世界で神絵師と呼ばれています―小五の女の子が絵を描いていただけで最強になりました。絵が見たい方は気をつけて。その絵は噛みつきます―

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※アルファポリス様とカクヨム様でも掲載しています

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