大好きだった少女漫画『闇の皇帝と月の姫』の世界に転生したことに気がついた王女マリエル。
でもこのマリエルって…主人公クリストファーを産んで18歳で死んじゃう聖母様じゃない!?
神に愛された聖母だけあって神力は桁違いに強いし、国を救う聖母として崇められていて権力も絶大。
物語の通り18歳で死んじゃうとしても……せめて前世で大好きだったクリストファーが悲しい子供時代を送ることにならないよう、悲劇要素は全部取り除いてから死んでやる!
聖母のチート能力で、いずれ息子を苦しめる悪役たちが闇に落ちないよう頑張っていたら、予想以上に悪役たちから溺愛され始めて…?
「お前の命と引き換えに生まれてくる神の御子を、どうして憎まずにいられる」
いやいや、息子を大事にしてほしかっただけなんですけど!?
果たしてマリエルは未来の息子クリストファーに幸せな子供時代を用意してあげることができるのか?
レビュー