痴漢冤罪で捕まったクラスの王子を、俺ひとりだけ信じ続けたら、王子が姫になった

 羽生雄馬は異父妹、幼なじみ、信頼していた先輩との関係を、ある男子生徒の存在をきっかけに、失ってしまう。
 しかし雄馬が、その男子を恨むことはない。なぜなら彼は、雄馬自身ですら好感を抱くほどの人格者で、驚くほどの美男子だったからだ。
 軽い女性不信に陥りながらも、雄馬は新たな高校生活を過ごし、それなりの満足を感じていたが――そんなある日、事件は起きる。
 人格者であったはずの男子生徒が、痴漢容疑で捕まったのだ。
 その事件をきっかけに、彼を取り巻く環境はおおいに変化し、雄馬と彼との関係も動き始める。
 誰もが信じようとしない彼を、雄馬だけが信じることになった――その関係がもたらす未来とは。
 雄馬から離れた三人の少女は、そのときなにを思うのか。
 そして、男子生徒に隠された秘密とは――。(タイトルでネタバレ)

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