好きな幼馴染に日記を誤送信してしまったんだが、次の日彼女がニコニコな件

著者:久野真一

 俺は最上勝弘(もがみかつひろ)。高校2年生。
 インドア趣味が多めで、特に天文関係が好きな高校生だ。
 一つ、俺が続けている事がある。
 毎日の出来事や振り返った結果を日記アプリでつけていること。
 ある日の夜。
 仲の良い幼馴染への思いを整理するために書いた日記を
 幼馴染である「さやちゃん」こと中条佐夜子(なかじょうさやこ)のに送信してしまった。
 慌てて弁解のメッセージを送信したけど返信はなし。 

 ああ、死にたい。出来るなら、なかったことに出来れば……。

 しかし、翌日のさやちゃんはやけに機嫌がよさそうで、手まで繋いでくるし。
 さらに日記アプリに書いたデート(予定)をさやちゃんから逆に誘われる始末。
 ひょっとしてこれは誤爆がいい方向に転がった? 
 その日の内に皆既月食を一緒に見ようということになったけど、内心ドッキドキだ。
 逆告白とかもあるかもしれない。

 これは皆既月食の日に起こった甘い甘い、そして一生忘れられない出来事。
 そして、二人が生涯を誓った日の出来事。

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