竜人さまは、その運命を愛している

 姉に婚約者を奪われた伯爵令嬢ノナ。婚約者が居なくなった代わりに、後宮へと送られることになっていた彼女は、入内の前夜、見目麗しい竜人エーリに攫われた。

「ノナは私の運命の女だから――――」

 エーリはそう言ってノナのことを溺愛し、妻にと望む。突然のことに躊躇い、戸惑うノナ。
 そんな中ノナは、竜人には番と言うものが存在することを知る。

(エーリ様の言う運命が本能によるものなら、姉や他のだれかに奪われることはない)

 けれど、エーリと共に訪れた地で、ノナは元婚約者であるフィデルと、彼の妻に納まった姉のベルに遭遇。
 そこでノナは、驚きの事実を知るのだが――――?

※この作品はアルファポリス様にも掲載しています。

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