バンクス王国に住まう侯爵令嬢、ユーフェミア・エイデンは自身の婚約者となった王太子レジナルドと顔を合わせた瞬間、自身の前世とここが乙女ゲーム『妖精の乙女』の世界であるということを思い出す。
しかも、自身は所謂悪役令嬢でお邪魔キャラ。このままだと国外追放エンドが待っている。
それに気が付いたユーフェミアは戸惑ったが、目の前のお菓子の誘惑には勝てず、そのまま目の前のお菓子を口に放り込んだ。
だが、その行動は幸か不幸か、レジナルドの興味を引いてしまったらしく……?
「ユーフェミア嬢、美味しいお菓子があるんだよ」
「ドレスが汚れているよ、ユーフェミア嬢」
レジナルドは、何故か悪役令嬢であるユーフェミアの世話をとことん焼いてくる。元よりものぐさで自分のことには大して興味のない変人令嬢のユーフェミアは、どんどんレジナルドのペースに巻き込まれていき……!?
「あれ~、私って悪役令嬢でしたよねぇ?」
世話好きな王太子には世話を焼かれて、天真爛漫なヒロインには懐かれて。ものぐさな悪役令嬢はハッピーエンドを掴み取れる?
策略と陰謀が絡み合う、乙女ゲーム転生ラブファンタジー!
※アルファポリスにも掲載中。
※昔に書いていたものを掲載していきます。
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