守ってあげたい系の腹黒令嬢の策略で婚約者を冤罪によって婚約破棄する王子達に物申したい!いや、自分の婚約者ならそっちの言うことを信じろよ!

婚約破棄系の小説が大好きな俺は気づけばとある国の王子に転生していた。そんな俺にも、例のイベントが訪れることになる。そう、婚約破棄イベントだ。

いま、俺の腕にはなぜかわからないが、いわゆる守ってあげたい系の小柄な男爵令嬢がしがみついて俺の婚約者にされた仕打ちを大勢の貴族達がいる前で叫んでいる。

俺の婚約者も弁解をしようとするが周囲の貴族達は誰も信用しない。前世で散々見てきた小説では俺はこの後、彼女に婚約破棄を言い渡し、男爵令嬢と結ばれるだろう。

しかし、こんな場面は前世でたくさん見てきたからこそ言いたい!

「いや、普通に自分の婚約者を信じるでしょ!」

俺の言葉に婚約者を含む全員が固まってしまうのであった。いや、なんでやねん!

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー