【短編】「幼馴染が皇子様になって迎えに来てくれた」 

腹違いの妹を長年に渡りいじめていた罪に問われた私は、第一王子に婚約破棄され、侯爵令嬢の身分を剥奪され、塔の最上階に閉じ込められていた。

私が腹違いの妹のマダリンをいじめたという事実はない。 

私が断罪され兵士に取り押さえられたときマダリンは、第一王子のワルデマー殿下に抱きしめられにやにやと笑っていた。

私は妹にはめられたのだ。

牢屋の中で絶望していた私の前に現れたのは、幼い頃私に使えていた執事見習いのレイだった。

「迎えに来ましたよ、メリセントお嬢様」

そう言って、彼はニッコリとほほ笑んだ

※他のサイトにも投稿してます。

「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー