第三王子オズワルドの婚約者は、国で唯一の高位治癒魔法の使い手である聖女ジェシカ。
治療はできて当然。
就寝時間でも叩き起こされ、体調不良で魔法が使えない間に人が死ぬと、これでもかと非難される。
彼女のために何かできないかと考えていたオズワルドに投げかけられた言葉は、拒絶の言葉だった。
「余計なことをしないで」
「あなたは私を好きでいる人。そして私は、それに騙されて乗せられ利用される人。それが仕事で、役割。仕事をこなしてくれるなら、あとは何をしていても私は構わない」
逆境の中で少しずつ心を開いていくジェシカと、彼女のために奮闘するオズワルドの純愛物語です。
ツンデレドアマットヒロインが絆される話。
シリアス路線で、最後はハッピーエンドです。
レビュー