なかった事にいたしましょう

生家の懐事情により
自ら第ニ王子の婚約者候補を辞退したその夜に、
何の因果かその第ニ王子ヴィンセント殿下と体の関係を
結んでしまったわたし。

お互い、不可抗力だったとしてもこれはまずい、
これはいただけない。

もうこうなったら……全てなかった事にいたしましょう。

え?そんなわけにはいかない?

いいえ!わたし達には何も起こらなかったんです!そうなんです!

わたしはこれから借金返済で忙しいんです!

だからどうかもう、なかった事にしてください!

なのに何故か、ヴィンセント殿下が執拗にわたしに絡んでくるようになった……

何故?殿下はわたしの事を嫌っていたはずなのに。

アルファポリスで連載、完結したものを修正して投稿しております。
完全ご都合主義のゆる過ぎ設定です。
性描写はありませんが、性的表現を思わせる表現やワードが出てきます。
苦手な方は回れ右をお願いします。

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