【完結】悪役令嬢はできれば無難に身を引きたい
「カティアナさまは『あくやくれいじょう』になるのね」
第一王子との婚約の一か月後にそう言われたカティアナは、自分が将来、真実の愛の前に婚約を破棄される悪役令嬢であると思い込み、ひたすらその日の為に心づもりをしていた。
そして、自分には冷たい婚約者が他の少女に微笑みを向けているのを見た時に、思う。
とうとう、その時が来てしまったんだわ、と。
できれば嫌われずに無難に婚約破棄されたいカティアナだったが、何もしないことを選択した彼女を周りは放っておいてはくれなかった。
本編完結済。誤字脱字報告、ありがとうございます。
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