【連載版】あるギルドメンバーの遺書〜解〜

著者:美月

ある一人のギルドメンバーが死んだ。
その時に残した遺書は、彼を虐待したギルドの面々と、そして人類に終わりを告げるものだった。
人類の終焉が近付く中で、世界は混乱する。そんな中遺書の主の妹はとても迷惑していたーーなぜなら彼女は、遺書の主の家族だったから。

お前のせいで、と理不尽な目に遭わされたり、それを魔術も使わず切り抜けてはほっとしたり。迷惑をかけられる間にも、死を選び世界を終焉に導いた兄を思う。彼が死に至った原因を。

全ての人類に魔力がある世界で、極端に魔力が少ない一族に生まれた彼女は、代わりに知力と体力、そして魔術の技術が化け物レベルと言われていた。そんな彼女は、兄の自殺の原因を探って旅に出ることに決める。
そして原因を突き止めたものの、反省の色も見えない彼等を見て彼女はある決意をした。

兄と同じように、自分も彼等に「賭けて」みようと。

【元になった短編】
ギルドメンバーの遺書(最高日間総合三位・月間九位)
と、そのシリーズです。  
短編シリーズ八作全作品、ハイファンタジー日間ランキングに同時掲載されました。ありがとうございます。

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