「傲慢で悪辣な行いには我慢ができぬ。エリザベス・ラ・モンリーヴル公爵令嬢。君との婚約は破棄させてもらう!」
大ヒット恋愛小説『聖なる乙女は夜空に星を降らせる』とまったく同じ決め台詞で王太子から婚約を破棄されたエリザベス。
傍らでニヤリと笑う性悪ヒロインに怒り爆発――と思ったら、当の王太子が振り向き、ヒロインを断罪しはじめた?
実はすべてはチート王太子の手のひらの上。
「現実は物語ほど甘くない」
そう断言する王太子が、大好きな婚約者エリザベス(※本人は政略結婚だと思っている)を守るために私怨たっぷりに奮闘するお話。
プロローグはエリザベス視点、本編は王太子ヴィンセント視点。
レビュー